車椅子で使えるオリジナル雨具

雨の日の外出は、元気な人でも気持ちが重くなったりします。雨の日の外出が好きな人は少ないのではないでしょうか。
でも仕事であったり、用事でどうしても出かけなくてはいけない場合、傘やレインコート、長靴などを使って少しでも雨に濡れないように、少しでも快適に外出が出来るように工夫しているのではないでしょうか。
元気な人が使える雨具はたくさんあります。傘はもちろん、長傘や折りたたみなどがあります。
長靴もショートタイプやロングタイプがありますし、レインコートもロングにショートと、用途に合わせた雨具を利用することが出来ますし、選ぶ楽しみがあります。
困るのは車椅子などで雨の日に外出しなくてはいけない人です。外出予定日を変更できると良いのですが、病院への通院や検査、リハビリ、また役所への手続きなどといった、どうしても外出をしなくてはいけない用事がある場合、雨でも車椅子で外出をしなくてはいけません。
車椅子用のオリジナル雨具というものがまだ少なくて、スーパーやホームセンターなどで手軽に入手することも出来ない状況です。
多くの車椅子利用者の場合は、大きめの透明なレインコートで体をくるんで、更に車椅子も濡れないようにビニールの袋を広げてかけ、風で飛ばないようにガムテープなどで押えて利用しています。また、車椅子を押す介助者がレインコートを着用して、片手で傘を持って介護者に差しかけ、少しでも雨に濡れるのを防ぐようにして歩行するしかないのです。
ですがオリジナルの車椅子用雨具は、車椅子と介護者を一緒にくるんでしまうので、乗っている人が濡れることはありませんし、介助者も傘などの雨具を持たずにレインコートだけで対応出来るので、より安全に雨の日の歩行をすることが出来ます。
余分な作業が減ると、その分安全に注意を払うことが出来ますから、歩行中に人や物とぶつかるといった事故もありません。
まだインターネットや介護用品のカタログの中でしか見かけることはありませんが、これからもっと手軽に購入して利用出来る、オリジナルで開発された、もっと使い勝手の良い車椅子利用者用の雨具も増えてくるのではないかと思います。
現在、雨の日の車椅子での移動の困っている人はインターネットで検索するか、近くの介護用品取扱店に尋ねてみると良いと思います。
最近は色やデザインもお洒落なものも出てきていますし、製作している会社もかなり増えてきましたので、見ているだけでも楽しいかもしれません。

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